【2019年1月1日付】鳥取・米子市で沖縄タイムス記者が講演 地方から政治を変えてほしい

「沖縄と連帯するとっとりの会」は昨年12月15日に米子市、16日に鳥取市で「沖縄タイムス」辺野古・高江担当記者の城間陽介氏を招いて講演会を開きました。


 城間氏は、辺野古新基地建設の埋め立てが始まったのは辺野古湾側の浅瀬で、大浦湾側は水深50㍍と深い上にマヨネーズ状の軟弱地盤で、土壌改良には知事の許可がいると指摘。基地建設反対の玉城デニー知事の下では進められないとのべました。


 埋め立ての強行は、基地建設の既成事実をつくって県民を諦めさせるためであり、基地を完成させる展望はないと強調。「軟弱地盤の改良には県試算で2兆5千億円以上かかる可能性もあり、いつ完成できるかわからない」と指摘しました。


 普天間基地の返還は、辺野古基地の建設が条件として語られることが多いが、普天間基地の機能を嘉手納基地に統合させて返還させることもできると提案。辺野古基地ができても滑走路が短く、米軍は3000㍍級の滑走をもつ民間空港の使用を返還条件にしているとのべました。


 沖縄県知事選や名護市長選について語り、沖縄の人たちは県外の支援者に「地元から日本の政治を変えてほしいと強く望んでいる」と報告しました。