【1月1日付】新年あけましておめでとうございます 仁比聡平

 安倍政治はいまやあらゆる分野で大破綻の姿をあらわにしています。


 先の国会では、入管法や漁業法改悪など、またもや数の力を振るって押し通した自民党・公明党の議員たち。国会議員でありながら議論ぬきの採決マシンとなり、野党議員を排除するスクラムで強行採決、民主主義の最たる場である本会議場で自民党議運理事の暴力まで起こりました。8割にのぼった「この国会で成立を急ぐべきでない」という民意を踏み潰し、国会への信頼を地に落とす暴挙です。


 安倍総理は、最後まで「技能実習生の失踪者は全体から見ればわずか」と言いましたが、失踪や自殺、過労死や労災事故、暴行や性暴力の対象にされてしまった一人一人の人権侵害を脇に置いて、劣悪な労働条件でも従順に働く労働力だと働かせ続けることは、民主主義の政府として許されることではありません。


 そもそも地域経済と中小企業、農業や建設、介護などの「深刻な人手不足」は破綻したアベノミクスがつくりだしたものではありませんか。大企業の利益のために、構造的な低賃金・低単価の改善をないがしろにして外国人労働者の受入れ拡大で賄おうとすれば、困難を固定化しさらにひどくするだけです。消費税10%増税などもってのほかです。


 人権・民主主義・平和の憲法をこわす安倍政権の暴挙。彼らに憲法を語る資格はいよいよありません。国民世論と野党の結束で、自民党が狙う改憲案叩き台の国会提示を断念に追い込んだことは重要です。
 強権は追い詰められている証拠です。「あの暴走が政権崩壊の引き金を自ら引いた」とほぞをかませてやりましょう。間近に迫った統一地方選挙、続く参院選で野党共闘の勝利と日本共産党の大躍進をかちとろうではありませんか。


 私も、憲法を生かす新しい政治をつくるために、西日本17県を全力で駆け巡り、3期目に挑みます。
 みなさん、ご一緒に頑張りましょう。
 
 2019年元日 参議院議員 仁比聡平