【1月13日付】鳥取県議会で錦織議員が質問 知事が高校通学費助成を表明

 日本共産党の錦織陽子鳥取県議は昨年12月10日の県議会で一般質問し、高校生の通学費を助成するよう求めました。平井伸治知事は、調査研究して制度化したいと表明しました。


 錦織氏は、県内の4割を超える高校生がバスや列車で通学し、交通費の負担が重いとし、琴浦町では町営バスの定期代の8割を補助するなど町村の取り組みを紹介しました。


 平井知事は、町村会からも強い要望があり、母親らからも直接声を聞いたとして、町村とも協調して助成のあり方を検討したいと応えました。


 錦織氏はまた、生活保護や低所得者への灯油代助成制度の創設を提案。宮本則明ささえあい福祉局長は、市町村から要望があれば考えると答えました。


 錦織氏は、中国電力島根原発の稼働に反対しない知事に対し、「結局は原発推進ではないか」とただしました。平井知事は「原発を積極的に推進する趣旨はない。個々の原発の稼働については意見を言っていく」とのべました。


 錦織氏は、県側が淀江産廃処分場建設に住民や漁民の同意は法律上いらないとのべたことに、憲法の財産権違反だと抗議しました。