【3月3日付】鳥取市で脱原発金曜行動 原発事故の回避怠った国へ賠償命令

 「脱原発しょいや!inとっとり」は2月22日、JR鳥取駅北口で9人が金曜日行動に取り組みました。


 ニュースを配り、福島原発かながわ訴訟で、横浜地裁が国と東電の賠償責任を認め、賠償金を払うよう命じた(※)と報告し、国は賠償や支援策の打ち切りを見直し、被害者の救済に全力をあげるよう訴えました。


 ※ 福島第1原発事故で福島県から神奈川県に避難した60世帯175人が、国と東電に損害賠償を求めて訴訟を起こしました。


 中平健裁判長は、平安時代の貞観地震の知見に基づく東電の報告書で、2009年9月時点で国は津波の到達と全電源喪失を予見できたと認定。非常用電源設備の移動などで事故の回避は可能だったとして、原子力安全委員会などが東電の津波対策が基準に適合しているとした判断は「看過しがたい過誤、欠落があった」と非難しました。


 15日は、九州電力玄海原発の2号機が1号機に次いで廃炉が決まったことを紹介。九州電力は、再稼働に必要な安全対策費が2000億円に上り、採算が合わない▽テロ対策として新規制基準が求める特定重大事故等対処施設を設置するスペースがない―などの理由で、40年を超えての運転延長を断念しました。