【4月14日付】市民エネルギーとっとり講演会 食とエネルギーの地産地消を

 市民エネルギーとっとりは3月23日、鳥取市で講演会&対話集会を開きました。


 酪農メガファーム「みんなの牧場」(鳥取市)の鎌谷一也会長が、酪農・畜産と水田農業との連携、限界集落の維持の取り組みについて、とっとり市民電力の大谷保雄部長が再生可能エネルギーの普及活動について、それぞれ報告しました。


 鎌谷氏は、600頭の乳牛で年間4500㌧の牛乳を生産していると紹介。鳥取畜産農協と協力して飼料用稲・米を生産し、県全体で飼料用の米約1100㌶、稲約300㌶を耕作し、耕作放棄から水田を守っていると報告しました。


 自給飼料を生産することでお金を地域で回し、県内外の生協と連携して食と農業、農村を守っていると強調しました。


 また、広域農業法人「八頭船岡農場」は鳥取市旧船岡町の75%の農民と水田を結集し、山間部で飼料用作物を生産し、旧町ぐるみで農地と農村を守っているとのべました。


 大谷氏は、全国の自治体系新電力の中で第4位の販売電力量で、太陽光発電のほかに、市の下水汚泥を使ったバイオマス発電も手がけ、地域の再生エネルギーを買って再生エネの比率を高めていると報告しました。