【5月21日付】脱原発金曜行動 テロ対策施設未完成で原発停止も

 脱原発しょいやIN鳥取は4月26日、JR鳥取駅北口前で、原発ゼロをめざす金曜日行動をしました。


 ニュースを配布し、テロ対策施設未完成で原発が停止する可能性(※)について宣伝しました。


 ※ 原子力規制委員会は24日、定例会合で新規制基準で設置が義務づけられている原発のテロ対策施設の工事が期限までに完成しなかった場合、運転中の原発を停止させる措置をとること、期限の延長は行わないことを確認しました。


 関西、九州、四国の3電力の原発で、テロ対策施設の「特定重要事故対処施設」が期限までに工事が完成しない見通しです。電力側は規制委に期限を延長を求めましたが、規制委が拒否。再稼働した原発もテロ対策施設の完成まで運転停止に追い込まれます。


 再稼働した九州電力川内原発1、2号機、関西電力高浜3、4号機、同大飯原発3、4号機、四電伊方3号機で特重施設が完成するのは、いずれも期限が1年超過。工事中の関西高浜1、2号機と同美浜3号機は、それぞれ約2年半と約1年半超過する見通しです。


 規制委は、特重施設の猶予期間を一度延長していおり、更田豊志委員長は「参酌にたるような状況変化があったとは考えられない」と発言。「基準に不適合状態となった施設の運用を看過することはできない」とのべました。