【8月11日付】鳥取・米子市で脱原発金曜日行動 行き場のない使用済核燃料

「脱原発しょいや!inとっとり」は2日、JR鳥取駅北口で7人が金曜日行動に取り組みました。米子市の中国電力米子営業所前でも取り組まれました。


 鳥取ではニュースを配り、原発の核燃料プールの空き残量に余裕がなく、限界に近づいていると指摘しました。


 民青同盟の岩永陽県委員長は、現在6基の原発が稼働中だが、使用済核燃料の処分が問題になっているとして▽高速増殖炉「もんじゅ」は廃炉になり、再処理工場は稼働できず、プルトニウムを再生産しながら燃料に使う核燃料サイクルが破綻▽六ヶ所村の受け入れ用プールはすでに満杯▽全国各地の原発の核燃料プールが受け入れ限界に近づいている―と指摘。プルトニウムを減らすために燃料(MOX燃料)として使った場合、乾式貯蔵ができるまで冷やすのに300年かかり、逆効果だと警告し、全ての原発の稼働を中止して使用済核燃料をこれ以上増やすべきではないと強調しました。


 新日本婦人の会県本部の田村真弓事務局長は、原発はテロ・安全対策などで建設費が高騰し、商業的には成り立たず、電気料金に転嫁して国民に負担を負わすのはまちがっていると批判しました。


 また、各電力会社は原発停止期間中の電力を石炭火力で賄う方針で、原発推進は石炭火力推進でもあり、地球温暖化対策に逆行すると強調しました。