【8月25日付】鳥取市で原爆死没者追悼・平和祈念式典 核兵器廃絶は世界の常識

 鳥取県原爆被害者協議会は6日、鳥取市で被爆74周年鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典を開き、県内の被爆者、遺族、行政関係者など約70人が参列しました。


 昨年度に亡くなった被爆者27人のうち24人の名簿が奉納され、県内の原爆死没者は1174人(奉納1129人)となりました。県内の被爆者健康手帳所有者は3月末現在、226人で、平均年齢は86・2歳です。


 後藤智惠子会長(91)は「広島、長崎の被爆の実相を学び、継承してきたことが74年間、核兵器を使わせない力になってきた。『核兵器は廃絶しかない。被爆者を再びつくらせない』という決意のもと、ヒバクシャ国際署名をすすめ、2017年、国連で核兵器禁止条約が採択され、核兵器廃絶は世界の常識になった。国際署名は平井伸治知事はじめ全首長にサインしていただき、約4万筆が集まった。2020年のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて協力をお願いしたい」とのべました。


 平井知事が献花し、「国際署名をした知事として国際平和、核兵器廃絶への道を県民とともに歩むことを誓う」とあいさつ。日本共産党を代表して、岡田正和衆院1区予定候補が献花しました。