【6月2日付】鳥取県知事声明・記者会見に共産党が見解 議論を避けないことで民主主義が成熟

 日本共産党鳥取県委員会と市谷知子県議は15日、平井伸治知事が知事選中の発言への党の公開質問状(4月22日)に、「威力をもって(選挙での)自由な言論や選挙運動を阻害させかねないもの」との声明を発表し、記者会見(5月9日)したことに対し、見解を表明しました。


 公開質問状は、平井知事が中部地震の風評被害対策を党が否定したなどと事実に反する発言をし、他会派も反対・棄権した県民参画基本条例に党だけを名指しして「反対した」とのべたことについて、事実認識を問いただしたものです。


 平井知事は公開質問状には回答せず、声明・会見では県民参画基本条例に党が反対したのは「全くの事実」などと開き直り、公開質問状を出したことが「抗議行動」であり、「恐怖心を覚えた」などとのべています。


 党の見解は、平井知事に問うことなどがなぜ「政治的・社会的影響力を行使して威迫を加える」ことになるのかとし、「知事に対して質問し、疑問を投げかけ、意見を表明して、相互に理解と認識を確認しあうことは、民主主義を成熟させるプロセスそのもの」とのべています。声明を「質問の内容と全く異なる見解の表明に終始している」などと指摘しています。