【10月20日付】湯梨浜町商工会に9条の会 自衛隊のフェスタ出展は中止を

 湯梨浜町で6日に開かれた第1回ゆりはま商工フェスタに自衛隊が出展したことに対し、湯梨浜9条の会は会場で町商工会に抗議し、今後は自衛隊の出展を中止するよう求めました。


 信原和裕会長、福本厚子事務局長、会員で日本共産党の増井久美町議ら4人が町商工会の中島守会長に申し入れました。


 同フェスタには民間の事業者らが出展し、親子連れでにぎわいました。自衛隊のテントでは曲芸飛行チーム「ブルーインパルス」のVR(バーチャル・リアリティー)体験が行われ、親子連れが参加しました。


 「はたらく車」コーナーにはパトカーやフォークリフトのほかに自衛隊の軽装甲車と偵察用オートバイが展示され、自衛隊員が子どもたちを軽装甲車の銃座に乗せていました。テントには募集用パンフレットが置かれていました。


 信原会長らは「自衛隊の全てを否定はしないが、戦闘車両の展示は度が過ぎる」として、今後は展示しないよう要請。自衛隊は安保法制で集団的自衛権の行使が可能となり、国際紛争を武力で解決する憲法違反を犯すおそれがあり、子どもたちの勧誘につながるピーアールはするべきではないと訴えました。


 中島会長は「私たちも戦争には反対だ。申し入れの件は持ち帰って検討する」と答えました。