【11月10日付】八頭町と社保協が懇談 タクシー代補助で高齢者の「足」確保

31日は、八頭町の吉田英人町長と懇談しました。


 同実行委員会の浜野弘典代表らは国保・介護保険などについて質問しました。吉田町長は保険料(税)滞納者への給付制限はしていないとして、介護保険料は「2020年まで基金を取り崩して据え置く」とのべました。


 高齢者施策では「運転免許のない高齢者や障害者は、1回5千円、100回までを上限にタクシー利用費の3分の2を助成している。昨年度は1030万円を助成した」と紹介。補聴器の購入費補助は障害者に認定されると支給されるが、「障害者手帳のない難聴児への購入費は3分の2を助成している」と答えました。


 無料低額診療の対象外の薬代への助成を求めると、担当者は「一部負担金減免制度で対応したい。減免制度も広報したい」と回答。


 保育無償化に伴う副食費は3歳児以上を無料にし、第2子以降の全てで保育料を完全無償化。保育士の処遇改善では、今年度から非正規雇用職員の給与を引き上げ(7割が月1万3千円程度、3割が数千円の昇給)、今後は賞与も支給するとのべました。


 生活保護については、ケースワーカーを国基準の1人を上回って3人配置し、手厚い訪問体制をとっているとのべました。


 商工施策では、▽地元企業中心に工事発注▽住宅リフォーム助成制度を設置している▽空き店舗への出店に伴うリニューアル助成制度を設置したが、交付実績が少なく廃止した経過があり、ニーズ把握に努める―と答えました。