【11月3日付】日南病院と共産党が懇談 病院なしに地域は守れない

 23日は、日南病院(日南町)と懇談しました。市谷知子県議、久代安敏、岡本健三の両町議が同病院を訪れ、佐藤徹院長、中曽森政事業管理者、福家寿樹事務部長と懇談しました。


 佐藤院長は、〝町全体がホスピタルで町道は病院の廊下〟の精神で訪問診療に力を入れ、自身も週2回、出かけていることを紹介し、地域医療は医療機関と行政、住民が協力してはじめて成り立つと指摘。「救急医療もここで診て治療できるものはするし、できないものは大きな病院に搬送する」とのべ、役割分担しないと大病院も回らないと強調しました。


 中曽事業管理者は「病院の評価に地域包括ケアの項目がない。住民、行政を無視して進めることはできないし、再編統合の意思はない。奥の深い5つの谷を抱えており、病院がないと地域が維持できない。目下の課題は、介護医療院への転換で不採算医療の交付金がなくなることに困っている」とのべました。


 久代町議は、日南町は高齢化率が50%を超え、75歳以上が人口の4分の1以上だと指摘し、整形外科のニーズが強いとのべました。町民アンケート、町民集会などを提案しました。