【11月10日付】鳥取市の市民団体が中電に申入れ 島根原発は廃炉を

 脱原発をめざす鳥取市の「えねみら・とっとり」「脱原発しょいや!inとっとり」の2団体は10月25日、中国電力鳥取支社(鳥取市)を訪れ、島根原発2号機と3号機(松江市)の廃炉、上関原発(山口県上関町)の新設中止を申し入れました。また、質問状を提出し、意見交換の場を設けるよう求めました。


 質問状は、▽福島原発事故の避難で多くの人命が失われたが、東京電力旧役員は刑事責任を問われなかった。どう考えるか▽関西電力役員らが受け取った金品の原資は電気料金や税金であり、徹底的な解明が必要だが、どう考えるか。中国電力で同様の事実はないか▽島根原発稼働に際し、周辺自治体の同意権(拒否権)を認めるか。了解するまで説明を続けるのか▽原子力発電による放射性物質の環境への影響をどう考えるか▽被ばく線量の限度が原発事故後、年間1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに変えられたが、妊産婦や乳幼児も許容範囲と考えるか▽原発の発電コストは5年前に1㌔㍗当たり10・1円だったが、中国電力は今いくらか。世界的には太陽光6・5円、風力5・4円▽再エネ普及の妨げとなり、続発する地震や大規模災害で事故の危険のある原発をいつまで続けるつもりか―などを聞いています。