【11月17日付】鳥取県済生会境港総合病院と共産党が懇談 市民になくてはならない病院

 日本共産党鳥取県委員会は11日、厚生労働省が再編統合の議論を勧告した県内の4つの公的病院の一つである鳥取県済生会境港総合病院(境港市)と懇談しました。市谷知子県議、安田共子、長尾達也の両市議が同病院を訪れ、寺沢敬人事務局長、住田広明事務部長代行と懇談しました。


 寺沢事務局長は「唐突過ぎる。全国で80病院ある済生会病院のうち20病院が名指しされた。その中の東京中央病院は新病院に移行中で病床の稼働率が低かったが、データを訂正してくれない。内定辞退も出ている。名指しされた病院は、圏域の調整会議の中でその病院だけ減らせとなりかねない」と憤慨し、白紙撤回を求めました。


 境港市に済生会病院があるのは、県立病院の代わりにできたという経緯があり、当初は知事が支部会長を務め、施設更新の際に利子補てんがあったとして、制度の復活を求めました。


 住田事務部長代行は市内で唯一の総合病院だとして、「患者の85%が境港市民、10%が松江市民でこの地域になくてはならない病院だ。救急も4割近くはここで受けている」と訴えました。


 市谷氏は、再編統合の白紙撤回を求め、医師確保に尽力するとのべました。