【12月29日付】新年挨拶  「災害のない平和な年に」仁比聡平

西日本豪雨から1年半が経ってなお、くらしをとり戻すことはとても大変です。被災者支援と気候変動への責任を果たす政治へ―決意を新たに、災害のない平和な年になるよう願わずにはいられません。


 アフガニスタンで凶弾に斃れた中村哲医師のご冥福を祈ります。2001年同時多発テロののち米軍によるアフガン報復戦争と空爆のさなか、ペシャワールの病院を訪ねました。戦争でテロをなくすことはできない。人道支援と紛争の平和的解決こそ。憲法9条を体現したペシャワール会の実践に学び、みなさんと力を合わせていきたいと思います。


 安倍政権は、自衛隊のホルムズ海峡派遣を企だて、辺野古新基地の土砂投入強行や兵器爆買いを前倒しで進めていますが、「桜を見る会」問題で不支持率は支持率を逆転し、「説明不十分」とする国民は83%に上っています。いよいよ安倍政治に代わる希望の政治を開く年へ。全力を尽します。