【12月8日付】日本共産党鳥取県委員会が政府交渉

日本共産党鳥取県委員会は11月19日、大平よしのぶ衆院中国ブロック比例予定候補とともに政府交渉を行ないました。


 市谷知子県議、岡田正和衆院鳥取1区予定候補、伊藤幾子、金田靖典両鳥取市議、又野史朗米子市議、安田共子境港市議、岡本健三日南町議、田中克美岩美町議が参加しました。 


 米国製の新型空中給油機KC46Aが4機、美保基地に常駐配備が予定されている問題について、①米軍への給油も否定されておらず、自国防衛という自衛隊や自衛隊基地の性格を変えるものであり、配備は許されないと考えるがどうか②美保基地の性格が変更されると考えるか③KC46Aの給油訓練空域は、自衛隊の訓練空域か、米軍の訓練空域でも行うのか―をただしました。


 防衛省は、KC46Aは我が国の防空に必要不可欠な装備品として整備を進めているとし、①米軍機の空中給油を念頭に置いて購入しているものではない②美保基地は、物資の輸送や輸送機パイロットの教育を行なっており、KC46A配備も作戦を支援する機能と考えている。基地の性格を変化させるものではない③KC46Aの訓練は自衛隊の訓練空域内で行なうということを考えており、KC46Aを用いた日米共同訓練の実施については、現時点では具体的な検討をしていない―と答えました。
 
美保基地の任務拡大を認める

 県は中四国防衛局と「基地の性格は変えない」とする文書を交わしており、基地の性格を変えるのであれば空中給油機配備は認められないとしています。
 参加者は防衛省側に対し、空中給油機の常駐配備で、物資の輸送が任務というこれまでの性格が変わるのではないか、空中給油機配備は、少なくとも現行の任務に空中給油という新たな任務が拡大されるのではないかとただしました。


 これに対し防衛省側は、「空中給油という任務を担う航空機が新たに配備されるという点はその通り」だと、任務拡大を認めました。
 
 米軍機への空中給油は排除されない
 
 参加者は米軍機への給油、日米共同訓練についてもただしました。


 防衛省側は、KC46Aは性能上、米国航空機に対する給油は可能。一般論としては、我が国の防衛に当たって日米共同対処というのをやっていくことになると思うが、自衛隊による空中活動が完全に排除されているということではない、とのべました。