【4月12日付】鳥取市の西洋料理店 客来ず月15万円の出血

 日本共産党の伊藤幾子鳥取市議は3月28日夜、党の緊急コロナアンケートで苦境を訴えた西洋料理店を訪れ、店主の男性(68)から現状を聞きました。


 市の繁華街の一角に店を構える男性は、家賃や水光熱費、電話代、ガソリン代など人件費を除く固定費が月に約30万円かかるが、今年に入ってめっきりと客が来なくなったと嘆きました。


 アルバイトは自宅待機で、一人で切り盛りしていますが、「先々週は10人、先週は5人と新型コロナのために客が激減した」といいます。店を開けるだけで1日1万円以上の経費がかかり、週に客が20人以上ないと赤字です。「月に10~15万円の赤字」が発生しているといいます。


 早朝2時~5時まで清掃のアルバイトで月6万円、年金と合わせて10万円で家賃を払って生活しており、生活費を削って店の赤字を補てんしていますが、足らず、個人からの借り入れでしのいでいる状態です。


 伊藤氏が、県が無利子・無担保の融資を創ったと紹介すると、住民税や国保料の滞納があるため借りられないと述べました。要望を聞くと、「まずは融資を受けたい。それから給付金がほしい。消費税はゼロにしてほしい」と話しました。