【6月7日付】鳥取市で検察庁法改定案に抗議 検察人事への権力の介入許すな

 鳥取市のJR鳥取駅北口前で5月19日、検察庁法改定案に抗議して、定年延長の撤回などを求めるスタンディングが行われました。鳥取市9条の会のメンバーを中心に17人が集まりました。


 抗議行動を呼びかけた河原清夫さん(66)は「検察庁法改正案は廃案に」「安倍政権の権力の私物化は許さない」と表裏に書いたプラカードを掲げました。「安倍政権はこれまで、森友・加計疑惑、桜疑惑などを握りつぶしてきました。今回の検察庁法でいよいよ腹に据えかねたので一人でもやろうと思いました。どうせやるなら多い方がいいだろうと9条の会の役員に連絡しました。独裁は許せません」と話しました。


 田中福美さん(66)は「政権の都合で検察幹部の定年を延長することが可能となり、検察人事に介入して捜査の手を縛ることができます。検察は首相も逮捕できる権限を持った準司法的機関であり、独立性や政治的中立性が必要です。そこが損なわれると正義は実現できません」と訴えました。


 吉沢あきこさん(70)は「安倍首相は自分の犯罪を隠すために黒川(弘務)さんを検察トップに据えようとしています。芸能人の人たちが勇気を出して声をあげています。私たちも声をあげよう」と呼びかけました。