【7月5日付】共産党が防衛局交渉 米軍低空飛行訓練の中止を

日本共産党の鳥取、山口両県委員会は6月18日、中四国防衛局(広島市)交渉を行い、大平よしのぶ衆議比例予定候補、岡田正和衆議院鳥取1区予定候補、下田和実東・中部准地区委員らが参加しました。


 岡田氏は、米軍機と自衛隊機による低空飛行訓練を中止するよう要請。防衛局は、▽米軍機による飛行訓練は安全に配慮し、日米合意を順守するよう要請する▽自衛隊機の運航は航空法を順守していると回答しました。


 5月4日に鳥取市河原町で米軍機と思われる戦闘機が初めての低空飛行訓練を行い、それを目撃した下田氏が「河原町曳田周辺の住宅地上空で急旋回し、パイロットの顔が見えるほど低空で轟音をとどろかせて飛んで行った」と告発。岡田氏は「今年4月~6月の間に、自衛隊の大型輸送機と思われる編隊飛行が5回以上、鳥取市や同河原町、若桜町などで目撃されており、住民が不安がっている。飛行を控えてほしい」と要請しました。


 防衛局は、▽米側には伝える▽部隊運用は防衛局の管轄外だとして、米軍機と自衛隊機の飛行訓練について回答しませんでした。


 下田氏は「米軍の飛行訓練監視の住民運動をつくり、低空飛行の実相を告発し続けたい」と話していました。