【8月9日付】議員レポート・エッセイ 田中克美岩美町議 小中学校の少人数学級 コロナ対策にも

 コロナ禍のもとでの子どもたちの学び、心身のケアなどについて、町内の小中学校の校長先生にお話を聞かせてほしいと懇談を申し入れ、4校ある小中学校の校長先生勢揃いの懇談ができました。市谷知子県議、岡田正和衆院予定候補(町在住)とともに話を聞きました。


 事前に学校を訪問し、「学校再開にあたっての緊急提言」(6部)と大阪教育文化センターの提言「学校再開に向けた、いまだかつてないとりくみを」を、懇談をお願いする手紙を添えて届けました。


 前年度の教科学習は、中学校の社会科の一部を新年度に繰り越したほかは完了し、1学期は学校行事を中止して授業時数を確保し、教科学習の遅れはないと話されました。 


 しかし、授業ばかりというところはあった、特に1年生にとっては、学校行事の中止で、2、3年生の姿を見て学ぶという機会を持てなかったと懸念されていました。


 子どもたちにアンケートをとったり、職員会議で子どもを語る会をやったりなど、子どもたちもストレスを抱えていると認識して対応してきたこと、幸いコロナの影響と思われる事象はなかったことが語られました。


 岩美町は平成14年度、30人学級を小学校1、2年生に導入して以来、順次全学年に広げ、27年度から全学年で実施しています。今年度の1学級の人数は、中学で25~28人、小学校では21学級中、25人以上が7学級、20人以下が11学級です。


 児童数が31人になる場合、15人と16人の学級になり、先生も一人増える、大変ありがたいという言葉には実感がこもっていました。


 新型コロナの感染は、第2波、第3波が避けられないといわれているなか、少人数学級の大事さをあらためて認識した懇談でした。