【8月23日付】鳥取市で原爆死没者追悼・平和祈念式典 核兵器廃絶へ誓い新たに

 鳥取県原爆被害者協議会は6日、鳥取市で被爆75周年鳥取県原爆死没者追悼・平和祈念式典を開き、県内の被爆者、遺族、行政関係者など約人が参列しました。


 昨年度に亡くなった被爆者19人(一昨年の未報告を入れると20人)の名簿が奉納され、県内の原爆死没者は1194人(奉納1148人)となりました。県内の被爆者健康手帳所有者は3月末現在、207人で、平均年齢は86・7歳です。


 後藤智惠子会長(92)は「広島、長崎の被爆の実相を学び、継承し、核兵器の非人道性を訴えてきたことが75年間、核兵器を使わせない力になってきた。核兵器は人類と共存できない。核兵器を使わせないためには廃絶しかない。『被爆者を再びつくらせない』という決意のもと、核兵器廃絶の運動を続け、ヒバクシャ国際署名をすすめてきた。核兵器禁止条約が発効すれば核兵器の保有が規制される。引き続き署名にご協力いただきたい。会員の半数が90歳以上になったが、これからも核兵器のない安心な世界の実現をめざす」と追悼の言葉を述べました。


 日本共産党は、岡田正和衆院1区予定候補が献花しました。