【9月20日付】鳥取県に共産党が空中給油機で申し入れ 配備計画の白紙撤回を

 日本共産党鳥取県委員会は10日、航空自衛隊美保基地(米子市・境港市)に来年6月以降に配備予定の新型空中給油機KC46Aについて、県に対し、国に配備計画の白紙撤回を求めるよう要請しました。


 岡田正和衆院鳥取1区候補、岩永尚之県委員長、市谷知子県議、錦織陽子西部地区副委員長が県庁を訪れ、広瀬龍一地域づくり推進部長が応対しました。


 市谷氏は、米空軍関連の情報として、KC46Aには、オペレータが給油ブームを操作する際に必要とする遠隔画像システムに関して、▽画像がブラックアウトする▽合成パノラマ画像に歪が発生する▽機体が軽いと給油ブームの力が強すぎて受油が困難な場合があるーなどや、▽搭載貨物を固定する拘束装置が勝手に解除される▽燃料漏れが発生という、重大な危険を及ぼす欠陥があると指摘。住民説明会の開催や拙速に同機の配備に同意しないよう求めました。


 広瀬部長は「住民の安全が第一で、安全を確認できない場合は、確認できるまで対応したい」と答えました。


 錦織氏は、空中給油機が遠征先で米軍機にも給油する可能性があり、基地の性格が専守防衛から攻撃的なものに変わり、地元との約束を破ることになると指摘しました。