【3月29日付】米子市で建国記念の日に憲法講演会 新自由主義の下で排外主義が横行

 鳥取県米子市で「建国記念の日」の11日、憲法学習講演会が開かれ、歴史教育者協議会前副委員長の本庄豊氏が「排外主義の危険、それは戦争への道」と題して講演しました。県西部地区の革新懇、憲法会議、9条の会など23団体が呼びかけたもので、21回目です。

 本庄氏は、総選挙で自民党が多数を得たことについて「排外主義を加速させることで生き延びた」と指摘。若い世代が高市首相や参政党を応援する流れについて、若者の抱える孤独感や寂しさを指摘し、「権力や多数派への一体感によって安心感を得ている」とし、「政治に目覚めたのは前向きの変化。そこを認めながら一緒に考えていくことが大事だ」と述べました。

 また、日本で排外主義が横行してきた背景について、国鉄分割民営化をきっかけに労働運動が弱体化され、目先の利益を追求する新自由主義が横行して格差が拡大し、その不満を外国人に向けていると強調。フランスでの左派連合の躍進やニューヨーク市長選挙で「民主的社会主義者」のゾーラン・マムダニ氏が当選したことを例に「世界では極右、中道、左派という三つの大きな塊ができつつある。新しい左派の共同をつくろう」と訴えました。