【4月19日付】鳥取市で「黒川の女たち」映画&語る会

戦争の性被害 伝えたい

 

新日本婦人の会鳥取県本部は5日、鳥取市で映画「黒川の女たち」上映&遺族会会長と語る会を開きました。


黒川開拓団遺族会の藤井宏之会長と妻・湯美子さんが登壇し、戦争を起こさせないために次の世代に伝えることは責務だと語りました。

 1945年8月9日、ソ連軍が突如、日本が実質支配していた満州(中国北部)を侵攻。現地住民の襲撃を受けた黒川開拓団(岐阜県)は、ソ連軍に護衛してもらうために未婚の女性たちを性の相手として差し出して生き延びましたが、帰国後、女性たちは差別と偏見の目にさらされ、かん口令が敷かれました。

 2011年に4代目の遺族会会長になった藤井さんは、いとこの安江菊美さん(当時11歳)から話しを聞き、性接待を強いられた女性たちを訪ね、現地で命を落とした4人を悼むために建立された「乙女の碑」(82年)の碑文を作って史実を明らかにしようと決意しました。「乙女の碑」は安江善子さん、佐藤ハルエさんが主導しました。

 藤井会長は「性暴力をなかったことにして、隠してきたことが女性たちを苦しめてきた。碑文ができて、ようやく女性たちの尊厳を回復できたと思った」と語りました。