【9月21日付】航空自衛隊美保基地の米軍機訓練に抗議 米軍機使用の根拠はない

航空自衛隊美保基地(境港市)で11日、米軍機C12連絡機による連続離着陸訓練(タッチアンドゴー)が実施され、市民ら約30人が抗議しました。日本共産党の福住英行西部地区委員長、錦織陽子県議、安田共子境港市議も参加しました。
 米軍横田基地所属のC12は午前11時13分、タッチアンドゴーを実施。当初は、11時半と40分の2回が実施される予定でしたが、1回となりました。また、4日にも予定されていましたが、天候不良を理由に11日のみの実施となりました。
 訓練の目的は、美保基地によると「目的飛行場が悪天候で着陸できない場合に目的地が変更になった事を想定して実施する」もの。
 美保平和委員会の明石孝男会長は、訓練時刻が急きょ変更になったことに「市民を欺くもの」と憤り、「2007年に美保基地を米軍との共同使用基地に提供したのは、当時の2000㍍の滑走路であり、2500㍍に延長された滑走路(09年12月に供用開始)を使用する根拠はない」と指摘しました。
 抗議を呼びかけたのは、憲法を守り生かす鳥取県西部地区共同センター、米子革新懇、境港革新懇、美保平和委員会、日本共産党西部地区委員会など5団体。