【4月10日付】鳥取市で性的マイノリティ講演会ー性のあり方は一人ひとりちがう

 鳥取市で昨年11月30日、性的マイノリティ(LGBT=レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)講演会があり、鳥取大学のオールセクシャルティのサークル「虹色らくだ」のちひろさん(25)が講演しました。


 ちひろさんは、関東の大学を卒業して鳥取県に帰って就職し、今年4月から「虹色らくだ」にかかわっています。


 からだの性は女性、こころの性は中間、好きになる性は男性と女性です。自分の性に疑問をもち、大学時代は新宿2丁目でLGBTの人たちの健康にかかわるボランティアをしながら、自分の性についてみつめてきました。


 「ありのままの自分でいい」と思えるようになったのは、この頃だといいます。


 からだの性はXX、XY、XXY、XOなどがあり、こころの性は男性から女性まで、好きになる性は男性から女性までグラディエーションがあり、組み合わせは無限で、私たちは、一人ひとりが固有の性をもった「マイノリティ」だと指摘。


 人口の7・6%が性的マイノリティで、国際的にも「性の多様性」は人権であると位置付けられているものの、テレビや学校現場で偏見や差別が助長され、多くのLGBTの人たちが生きづらさを抱えて苦しんでいると訴えました。