【3月17日付】鳥取県議会で錦織県議が産廃で一般質問 行政ぐるみの隠ぺいで信用失墜

 日本共産党の錦織陽子県議は4日、県議会の一般質問で、米子市で計画されている淀江産廃処分場の業務委託を受ける環境プラント工業が、計画地に隣接する一般廃棄物処分場で、行政ぐるみで問題を隠ぺいしていたと指摘しました。


 県は市民の告発を受け昨年末に調査。運用開始された1989年1月から数カ月間、不適物の医療系廃棄物が埋められていたと断定し、環境プラント工業と西部広域行政管理組合に勧告を出しました。酒嶋優生活環境部長は、当時、同社が不適物の除去を試みたが、排出事業者が分別を徹底するまで除去しきれなかったと答えました。


 錦織氏の入手した県西部行政管理組合の会議録(08年2月6日)では、同社の当時の社長が「あの中(処分場)で何回も火を燃やしていますから…掘れと言われた場合は、うちはそれが一番怖いんですよ」「医療関係のものみんな入っていますでしょう。…そういう事を言われると痛い目があるんで、…何とかこれを、上にもってあがらないここの段階で」と述べています。


 錦織氏は、ダイオキシンなど危険物を出す野焼きも指摘されており、県が事業停止などの処分ではなく行政指導の勧告としたのは問題だと指摘。処分場の掘削調査など、徹底調査と計画の白紙撤回を求めましたが、県は拒否しました。